複数の薬局を掛け持ちしていると、「実際どうなの?大変じゃないの?」と聞かれることがよくあります。正直に答えると、大変な部分もあるし、一ヶ所だけでは得られないメリットもある——それが実感です。

各職場のリアルとスケジュール管理のコツを公開します。

職場ごとの「大変なこと」と「良いこと」

A薬局|個人経営・週2〜2.5日

大変なこと A薬局で最も大変なのは、一人薬剤師の日の負荷です。来局されるすべての患者さんを一人で対応するため、忙しい日は休憩がほとんど取れないことがあります。忙しさに波があり、集中力が途切れそうになる時間帯も正直あります。また、開局時間が長く何時に終わるか読みにくい日もあります。

良いこと 個人経営ならではのアットホームな雰囲気があり、人間関係がシンプルで働きやすいです。融通も利きやすく、急な欠勤の相談もしやすいと感じています。

B薬局|地方チェーン・週2日

大変なこと 施設の方の薬を作ることが中心で、胃瘻や経鼻の方も多く、粉砕・脱カプセル・散剤など調剤の手間がかかる業務が多いです。患者さんと直接話す機会が少ないため、やりがいの面では物足りなさを感じることも。

良いこと 定時に終わることが多く、休憩もしっかり取れます。家からの距離が近くお昼に帰宅できる日もあります。体への負担は3つの中で一番少ない職場です。

スポット|複数薬局・不定期

大変なこと 慣れない環境での仕事は緊張します。久しぶりに入る薬局ではルールを確認しながら仕事を進める必要があり、薬の棚の位置を探すだけでも時間がかかります。その日中に仕事を終わらせなければいけないプレッシャーもあります。

良いこと スケジュールの空きを収入に変えられること、そして「短期で終わる」ことが精神的な気楽さにつながります。

掛け持ちで良かったこと(共通)

大変なことも正直に書きましたが、掛け持ちならではのメリットも確かに感じています。

  • マンネリ化しない:複数の職場があると、毎日同じことの繰り返しにならずに新鮮さを保てます
  • スキルが広がる:薬局によって扱う薬・患者層・調剤内容が異なるため、一か所では得られない知見が積み上がります
  • 精神的な余裕:「ここが嫌でも他がある」という安心感が、精神的なゆとりにつながります

スケジュール管理のコツ

掛け持ちで最も難しいのがスケジュール管理です。私が実践しているポイントを紹介します。

① 固定シフトを軸にする A薬局の休みの日にB薬局を入れる、というシンプルなルールを基本にしています。固定の曜日を決めておくと、各薬局からのシフト依頼への返答もしやすくなります。

② スポットは「空き確認してから入れる」 スポット勤務は自分の予定が確実に空いている日のみ引き受けます。無理に入れると疲弊するため、「余裕があれば入る」スタンスを守ることが大切です。

③ 月に1〜2日は完全オフを作る 複数掛け持ちしていると、予定がびっしり埋まりがちです。意識的に完全に休む日を確保することで、長く続けられます。

④ Googleカレンダーで一元管理 各職場のシフトを一か所で管理するために、Googleカレンダーを使っています。色分けして職場ごとに見やすくしておくと、ダブルブッキングを防げます。

現在の週のスケジュールイメージ

曜日 予定
A薬局
オフ or スポット
B薬局
A薬局
C薬局(予定)
B薬局 or オフ
完全オフ

5月からC薬局が加わると週6日ペースになる週もありますが、無理しない範囲で続けていく予定です。

まとめ

掛け持ちは大変な面もありますが、収入・スキル・精神的余裕という点では一か所だけでは得られないメリットがあります。スケジュール管理さえしっかりできれば、無理なく継続できます。

毎月の実際の収入内訳はこちらで公開しています。