地方在住の薬剤師として、現在数ヶ所の薬局を掛け持ちしています。「なぜ掛け持ちをしているのか」「実際どんな構成なのか」が気になる方も多いと思うので、正直にまとめます。

薬剤師が掛け持ちをする理由

掛け持ちを始めたいちばんの理由は、収入を増やすためです。薬剤師は安定した職業ですが、年収が急激に上がる仕組みにはなっていません。

薬剤師の年収はどれくらい上がる?働いて感じたリアル

一つの職場でコツコツ働くより、パートを複数掛け持ちするほうが時間単価を最大化できると気づいたのが、掛け持ちを始めたきっかけです。

掛け持ちのメリット

💰
① 収入が増える
週1〜2日パートを追加するだけで月収が大きく変わる。時給2,000〜3,000円(地方)が相場なので、週1日追加で月2〜3万円のプラスに。
🛡️
② 人間関係のリスク分散
複数の職場を持つことで「ここが嫌でも他がある」という精神的な余裕が生まれる。一か所依存のリスクを下げられる。
📖
③ 知識・スキルが広がる
薬局によって扱う薬や患者層が異なる。在宅医療・調剤スキル・接遇など、一か所では得られない知見が積み重なる。
🗓️
④ 働き方の柔軟性が高い
パートは自分でシフトを調整できる。旅行・プライベートの予定を優先しながら働けるのもメリット。

掛け持ちのデメリット

😓
① 体力的な消耗
毎日違う職場に行くのはそれなりに体力を使う。複数の職場で「新人」として働く期間は精神的にも疲れる。
📝
② 確定申告が必要
複数の職場から給与をもらう場合、確定申告が必要になる(年末調整が一か所でしかできないため)。
💬
③ 各職場でのコミュニケーション
複数の職場でそれぞれの人間関係を構築・維持する必要がある。

私の現在の職場構成

職場 形態 稼働
A薬局 個人経営調剤薬局・パート 週2〜2.5日
B薬局 地方チェーン薬局・パート 週2日
C薬局 新規パート 週1.5日(予定)
単発スポット 複数薬局・不定期 月1〜数回

合計すると週5〜6日前後働いている計算です。最初から複数を狙ったわけではなく、「もう少し増やしたい」という気持ちで少しずつ増やしてきた結果です。

A薬局|個人経営の調剤薬局

最初に選んだ掛け持ち先です。決め手は立地と雰囲気。職場の人間関係が働きやすさに直結するため、雰囲気を重視して選びました。求人サイトで見つけて応募、というシンプルな流れです。

B薬局|地方チェーン薬局

「もっと収入を増やしたい」と思い追加した掛け持ち先。チェーン系は個人薬局と比べてシステムが整っており、初めての職場でもスムーズに入りやすいのが特徴です。

C薬局|新規スタート

新たに加わった職場。C薬局については、始まったらあらためて詳しくレポートする予定です。

単発スポット

固定シフト以外に、声をかけてもらえばシフトに入るスポット勤務も数店舗あります。スケジュールの空きを収入に変えられるのがメリットです。

掛け持ち先の探し方

掛け持ち先は主に求人サービス経由で探しています。複数のサービスに登録して条件を比較するのがコツです。

薬剤師の掛け持ちパートの見つけ方|実際に使った方法と注意点

掛け持ち以外の副業選択肢も含めた全体像

「収入を増やしたい」と考えたとき、選択肢は掛け持ちだけではありません。私自身、最初は色々な副業を比較検討しました。薬剤師がとれる副業を整理するとこうなります。

副業 初期費用 時間的負担 即効性 向いている人
掛け持ちパート ほぼ0 高い 高い 体力に余裕がある人
投資(NISA) 月1万〜 低い 低い(長期向き) 長期でコツコツ派
派遣薬剤師 ほぼ0 高い 時給を最大化したい人
ブログ・アフィリエイト 数千円〜 高い(初期) 低い(育つまで時間) 情報発信が好きな人
薬剤師専門サイト執筆 0 文章を書くのが好きな人
調剤補助・薬局事務の指導 0 低〜中 教えることが得意な人
在宅訪問薬局 0 高い 地域医療に関心がある人

この中で最も即効性が高いのが、今回紹介した掛け持ちパートです。週1〜2日追加するだけで月2〜3万円のプラスになります。

一方、**時間をかけずに「お金に働いてもらう」**のが投資(NISA)。両方を組み合わせるのが現実的なバランスです。

薬剤師でも投資が必要な理由|安定職でもお金の不安が消えなかった話

派遣薬剤師として働いた体験談|メリット・デメリットを正直に話します

掛け持ち・副業を始める前のチェック3点

掛け持ちでも他の副業でも、始める前にぜひ確認しておきたいポイントです。

① 勤務先の就業規則を確認する 正社員・常勤薬剤師の場合、副業禁止規定がある職場もあります。パート・非常勤の場合は比較的自由なケースが多いですが、事前に確認しておきましょう。

② 確定申告が必要になる場合がある 複数の職場から給与をもらう場合、確定申告が必要になります(年末調整は一か所でしかできないため)。副業収入が年間20万円を超える場合も申告対象です。ただしNISAでの運用益は非課税なので申告不要です。

③ 体力・時間との相談 薬剤師の本業はそれなりに体力・集中力を使います。副業で本業に影響が出ないよう、無理のない範囲で始めることが大切です。

📋 副業の手続き・資金管理に役立つサービス

  • マネーフォワード クラウド開業届
    副業を個人事業主として始めるときの開業届を3ステップで作成・提出できる。無料で使える。
  • ラボル(labol)
    フリーランス・個人事業主向けの請求書買取サービス。最短60分で資金調達でき、確定申告書不要。

※ 本記事にはPR・紹介リンクを含みます。

まとめ

薬剤師が掛け持ちをする最大の理由は収入アップですが、スキルの幅が広がる・人間関係リスクを分散できるというメリットもあります。体力との相談は必要ですが、うまくバランスを取れれば年収を大幅に引き上げることができます。

私の毎月の掛け持ち収入はこちらで公開しています。