投資信託の買い注文をキャンセルして冷や汗をかくコムギ

投資信託の買い注文で、私がやらかしかけた話|1%の差は元本がまるごと消えるレベルだった

投資信託を買うとき、商品名だけを見て注文ボタンを押していませんか? 実は私、買い注文を出してから「あ、これ買っちゃいけないやつだ」と気づいて、慌ててキャンセルした経験が二度あります。 どちらも知識がなかったゆえのミスですが、被害が出る前に立ち止まれたのは幸いでした。 今回は、その2つのヒヤリ体験を正直に公開しつつ、初心者がハマりやすい"商品選びの落とし穴"と、私がたどり着いた注文前のチェック習慣を書いていこうと思います。 やらかし①:危うく「レバレッジ商品」を買うところだった ひとつめは、買いたい投資信託の名前で注文を上げたあと、商品の説明に「レバレッジ」と書いてあるのに気づいたケースです。 慌てて調べて、すぐにキャンセルしました。 レバレッジ型の投信は、名前が普通のインデックスファンドと紛らわしいのに、中身がまったく違います。 日々の値動きを2倍などに増幅する設計で、上げ相場では強い一方、長期保有には向きません。 なぜ長期に向かないか。 レバレッジ型には「逓減(ていげん)」という特性があり、相場が上下を繰り返すと、原指数が横ばいでもジワジワ価値が目減りしていくのです。 コツコツ積み立てて長く持つ、という私のスタイルとは真逆の商品でした。 見分け方は意外とシンプルです。 チェック点 レバレッジ型の特徴 商品名 「レバレッジ」「レバ」「2倍」「ブル」「ダブル」などが付く NISA 成長投資枠の対象外(つみたて枠も対象外) 値動き 原指数の2倍など、増幅された動きをする 特に「NISAの対象外」というのは大きな手がかり。 長期の積立コアとして買おうとしているのに対象外なら、その時点で「あれ?」と立ち止まれます。 実はこのシリーズの序盤で書いたゴールドプラスも、実質レバレッジ商品(NISA対象外)でした。 名前に惑わされず中身を見る大切さを、私は何度も学んでいるわけです。 やらかし②:信託報酬の高い商品を買いかけた ふたつめは、信託報酬(保有中ずっとかかるコスト)が高い商品を、よく見ずに買いかけたケースです。 当時の私は「信託報酬なんて、0.1%も1%も大した違いじゃないでしょ」と思っていました。 でも、これがとんでもない勘違いだったのです。 1%の差が長期でどれだけ効くか、具体的な数字で見てみます。 100万円を年5%で30年間運用したと仮定します(あくまで一定リターンを置いた単純な試算です)。 信託報酬 30年後の金額 0.1%の場合 約420万円 1.1%の場合 約315万円 その差、なんと約105万円。 最初に入れた元本100万円が、まるごと消えるのと同じくらいのインパクトです。 手数料1%の違いが、複利で雪だるま式に膨らみ、これだけの差になる。 積立だともっと衝撃的です。 毎月3万円を30年積み立てた場合(元本1,080万円)で同じ試算をすると、 信託報酬 30年後の金額 0.1%の場合 約2,450万円 1.1%の場合 約2,045万円 差は約400万円。 コストの差というより、もう"別の未来"です。 この効きを知ってから、私は同じ中身のファンドなら、できるだけ信託報酬の安いものを選ぶようになりました。 コア編で書いた「eMAXIS Slimから楽天・プラスに乗り換えた」のも、まさにこの1%の重みに気づいたからです。 なぜ"商品名"だけで間違えるのか 2つのミスに共通するのは、「商品名や、買いたい気持ちが先行して、中身を確認しなかった」こと。 投資信託は、似た名前で中身が全然違う商品がたくさんあります。 同じ「NASDAQ」でも、ふつうのインデックスかレバレッジ型か。 同じ指数に連動していても、信託報酬は数倍違うことがある。 為替ヘッジの有無、分配金あり/なしなど、名前のうしろに付く小さな違いで、性質が大きく変わります。 注文画面で銘柄名を検索すると、似た名前の商品がずらっと並びます。 ここで焦って選ぶと、私のように"似て非なるもの"を掴みかけることになります。 私がたどり着いた、注文前のチェック習慣 同じミスを繰り返さないために、今は注文を確定する前に、必ず次の点を確認しています。 ひとつめは正式名称。 略称や思い込みではなく、商品の正式名称を最後まで読む。 「レバレッジ」「ブル」などの危険ワードがないか確認します。 ふたつめは信託報酬。 同じ指数に連動する商品が複数あるなら、コストを比べる。 0.1%台と1%台では、将来の結果がまったく変わります。 ...

July 4, 2026 · 1 min
投資の土台コア7本を語る薬剤師コムギ

私の投資の"土台"はこう作った|コア7本と、信託報酬で遠回りした話

これまでの記事では、ゴールドプラスやテック、宇宙開発といった"攻めのサテライト“ばかり書いてきました。 でも、私のポートフォリオの本当の主役は、地味だけど大事な「コア」の部分です。 今回は、土台を支えるインデックス投資信託7本と、そこに至るまでに私がした遠回り——信託報酬を知らずに買い、あとから乗り換えた話——を書いていこうと思います。 これから投資を始める人に一番伝えたいことも、最後に。 私のコアは7本 まず、土台にしている投資信託7本を地域ごとに並べます。 今回ご紹介するのは、すべて投資信託です。 ファンド名 地域 役割 eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー) 全世界 最初に買った全世界型(最初だけ) 楽天・プラス・オールカントリー株式 全世界 上と同じ中身を低コストで 楽天・プラス・S&P500 米国 私のメインの土台 楽天・VTI(全米株式の投資信託) 米国 米国市場まるごと VWO(新興国株式の投資信託) 新興国 新興国に投資 eMAXIS Slim 新興国株式インデックス 新興国 新興国を投資信託で eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX) 日本 日本株。ごく少額 地域でいうと、全世界・米国・新興国・日本がひととおりそろっています。 なぜ「eMAXIS Slim」と「楽天プラス」が両方あるのか 一覧を見て「同じような全世界型が2本あるな」と気づいた方もいるはず。 これは戦略というより、私の遠回りの結果です。 投資を始めたばかりの頃、私は正直よく分かっていませんでした。 とりあえずランキング上位で人気だった「eMAXIS Slim」シリーズを買っておけば間違いないだろう、と。 実際、eMAXIS Slimは優秀なシリーズなので、その選択自体は悪くありません。 ところがしばらくして、「信託報酬(保有中ずっとかかるコスト)」の存在と、その差が長期では効いてくることを学びました。 そして調べてみると、私がメインで使っている楽天証券では、同じ中身でより信託報酬の安い「楽天・プラス」シリーズが出ている。 それを知ってからは、同じ内容のファンドは楽天・プラス系で買うようにしました。 結果、先に買ったeMAXIS Slim版と、あとから買い足した楽天・プラス版が、両方手元に残っているわけです。 中身はほぼ同じなので、これは正直、整理対象だなと思っていますがまだそのまま保有しています。 メインはS&P500、次点でオルカン 7本ある中で、私が一番の土台と考えているのはS&P500(楽天・プラス・S&P500)です。 次点が楽天・オールカントリー。 理由はシンプルで、長期投資について調べていくと、たいてい行き着くのが「広く分散された、信頼性の高いインデックスを長く持つ」という結論だったから。 これはまさにNISA向きですよね。 S&P500とオルカンは、その王道中の王道です。 奇をてらわず、世界経済・米国経済の成長にそのまま乗る。 これがコアの役割だと納得しています。 日本株(TOPIX)はごく少額 eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX)は、初めてのNISAのつみたて投資枠で少しだけ買ったもので、保有額は全ファンド中いちばん少ないくらいです。 というのも、オルカンを持っていれば、その中に日本株も含まれている。 だから「日本株だけを別途厚く持つ必要はないかな」というのが、今の正直な感覚です。 TOPIXは"つみたての練習"の名残のような位置づけになっています。 ...

June 29, 2026 · 1 min
保有投資信託19本を棚卸しする薬剤師コムギ

保有している投資信託、ぜんぶ見せます|コア7本+サテライト12本の全リスト【2026年版】

これまでゴールドプラスからテック系、宇宙開発まで個別に書いてきましたが、 「結局ぜんぶで何を持ってるの?」 という全体像を一度まとめておこうと思います。 今回は、現在私が保有している投資信託をすべて公開します。 配分比率や金額は伏せますが、「何を・どんな役割で持っているか」は包み隠さず並べます。 結論から言うと、計19本。 我ながら多いです。 私の基本方針:コア・サテライト戦略 まず前提として、私の運用は「コア・サテライト戦略」がベースです。 資産の土台になる部分(コア)は、全世界・米国・新興国・日本に広く分散したインデックスで固める。 その周りに、攻めの少額枠(サテライト)として、集中型・テーマ型・ファクター型を遊び心で配置する。 コアでどっしり構え、サテライトで楽しむ、という考え方です。 ただ、正直に言えば、サテライトが少々(かなり?)増えすぎているのが今の課題でもあります。 その点も含めて、ありのまま並べていきます。 コア:土台をつくる7本 広く分散して長期で持つ、ポートフォリオの背骨にあたる部分です。 ファンド名 役割 eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー) 全世界に1本で分散する王道のコア 楽天・プラス・オールカントリー株式インデックス 上と同じ全世界型。楽天証券で保有 楽天・プラス・S&P500インデックス 米国大型500社に投資する定番 VTI(バンガード・トータル・ストックETF) 米国株式市場まるごと(約4,000銘柄) 楽天・VWO(バンガード・エマージング) 新興国株式に投資する eMAXIS Slim 新興国株式インデックス 新興国株式を投信で eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX) 日本株全体に分散するコア 全世界・米国・新興国・日本と、地域の土台はひととおりそろっています。 サテライト①:上位銘柄の集中型2本 米国の超大型企業、上位10銘柄に絞って投資するタイプです。 ファンド名 役割 ニッセイ・S米国グロース株式メガ10 米国グロース上位10銘柄を均等配分 Tracers S&P500トップ10 S&P500の時価総額上位10銘柄 同じ「上位10銘柄集中」でも、均等配分か時価総額加重かで中身が変わります(この2本の比較は別記事で深掘りしました)。 サテライト②:テック系4本 米国・世界のハイテク企業に投資するグループ。これだけで4本あります。 ファンド名 役割 楽天・プラス・NASDAQ-100 ナスダック上位100銘柄。テックのコア的存在 Zテック20 世界のテック株上位20銘柄 一歩先いくUSテック・トップ20 米国のテック株上位20銘柄 iFreeNEXT FANG+ 超大型テック10銘柄を均等配分。最も尖った1本 対象範囲(米国/世界)・銘柄数(10/20/100)・加重方式がそれぞれ違います。 サテライト③:半導体3本 テックの中でも、半導体に特化したグループ。世界・日本・米国がそろっています。 ファンド名 役割 野村世界業種別投資シリーズ(世界半導体株投資) 世界の半導体関連企業 eMAXIS 日経半導体株インデックス 日本の半導体関連企業 ニッセイSOX指数インデックスファンド 米国の半導体(SOX指数) 「世界・日本・米国」と半導体だけで3方向に張っている状態です。 ...

June 26, 2026 · 1 min
SpaceX上場と宇宙ファンドを考える薬剤師コムギ

SpaceXが上場した日、私の「宇宙開発ファンド」はどうなる?テーマ型をいつまで持つか問題

前回、ネットの口コミで買った「eMAXIS Neo 宇宙開発」と、その買付停止について書きました。 その続きのような形で、今回は宇宙投資にとって象徴的な出来事——SpaceXの上場を起点に、私の宇宙開発ファンドへの影響と、「テーマ型・アクティブをいつまで持つべきか」という、いずれ誰もが向き合う問題について書きます。 SpaceX上場という"ビッグニュース" 2026年6月12日、イーロン・マスク率いるSpaceXがNasdaqに上場しました。 ティッカーは「SPCX」。 その規模が桁外れでした。 公開価格は1株135ドル、調達額は約750億ドル(日本円で約12兆円)。 これは2019年のサウジアラムコを超え、史上最大のIPOです。 上場初日は公開価格を約19%上回る161ドルで取引を終え、企業価値は約1.75兆ドルという、米国市場の記録をことごとく塗り替える上場になりました。 「宇宙はもう遠い未来の産業ではなく、株式市場のメインテーマになった」——SpaceXの上場は、それを象徴する出来事だったと言えます。 私のような宇宙開発ファンドの保有者にとっても、無関係ではいられないニュースでした。 そもそもSpaceXは何の会社か——光と影 「宇宙企業」というイメージが強いSpaceXですが、上場時に公開された資料(S-1)を見ると、実態は3つの顔を持つ複合企業です。 事業 内容 収益性 Starlink(衛星通信) 世界中に衛星インターネットを提供 唯一の黒字・稼ぎ頭 ロケット打ち上げ Falcon・Starshipによる打上げ 赤字(Starshipに巨額投資) AI(xAI・Grok) 2026年にxAIを統合 最大の損失源 唯一の黒字事業がStarlinkで、2026年3月末時点で加入者は約1,030万人と、1年でほぼ倍増という驚異的な伸びを見せています。 一方で、ロケット事業は赤字、2026年に統合したAI事業(xAI)は巨額の現金を消費し続けており、SpaceX全体の累計赤字は約413億ドルにのぼります。 つまりSpaceXは「実績企業(Starlink)」と「壮大な期待(StarshipとAI)」が同居した銘柄。 1.75兆ドルという評価額の大部分は、まだ実現していない未来への期待値です。 夢は大きいが、足元の数字は厳しい。 投資対象として見るなら、その両面を冷静に見る必要があります。 「宇宙が盛り上がる」のに、私のファンドはむしろ逆風だった ここが今回いちばん意外なポイントです。 SpaceX上場で宇宙テーマが盛り上がれば、宇宙開発ファンドも当然プラス——と思いきや、実際は逆のことが起きました。 SpaceXの上場日には、投資家の資金がSpaceXに一気に吸い寄せられ、既存の宇宙関連株が軒並み売られたのです。 私の宇宙開発ファンドの組入上位銘柄であるロケット・ラボは、この日13%も急落しました。 いわゆる「サイフォン現象」です。 新しい巨大なストローが刺さると、周りのコップから一斉に中身が吸い上げられる。 SpaceXという史上最大の受け皿が登場したことで、これまで宇宙テーマに集まっていた資金が、そちらに流れてしまった。 「宇宙が盛り上がるニュース」が、既存の宇宙ファンドの中身にとってはマイナスに働く——この皮肉は、テーマ型投資のリアルを突いていると感じました。 SpaceXは私のファンドに組み入れられるのか? では、そのSpaceX自身が、いずれ私の宇宙開発ファンドに入ってくる可能性はあるのか。 これは保有者として気になるところです。 私の宇宙開発ファンドが連動するのは「S&P Kensho Space Index」。 AIが企業の開示資料を読み込み、米国の取引所に上場している世界中の宇宙関連企業を選定する指数です。 SpaceXはNasdaq上場で「米国上場」の条件を満たしましたし、宇宙企業であることは誰の目にも明らか。 ロジック上は有力な候補です。 タイミングのカギは、この指数のリバランス(銘柄見直し)。年2回、5月と11月に行われます。 SpaceXの上場は6月で5月の見直し後だったため、最短だと今年11月の見直しが最初のチャンス、という計算になります。 ただし関門がひとつ。 SpaceXは時価総額約1.75兆ドルに対し、市場で売買できる浮動株がわずか3〜5%しかありません。 多くの指数は最低限の浮動株比率や流動性を組入条件にしているため、ここが引っかかると採用見送りや組入比率の圧縮もあり得ます。 皮肉にも、私のファンドが買付停止になった理由(流動性)と、まったく同じ論点がSpaceX自身にも突きつけられているわけです。 なお、仮に採用されれば、買付停止中でもファンドの中身には自動で組み入れられます。 買付停止は"新規の投資家マネーの受付停止"であって、ファンドが指数に合わせて銘柄を入れ替える動きは止まらないからです。 つまり私が今持っている口数に、勝手にSpaceXのエクスポージャーが乗ってくる形になります。 大型IPOには歴史的な"クセ"がある もうひとつ、頭に入れておきたいデータがあります。 過去の超大型IPOは、上場後のパフォーマンスが冴えない傾向があるのです。 実際、米国の過去最大級のIPO銘柄10社を調べると、S&P500を上回るリターンを出せたのは3社だけ。 残りは指数に負けています。 「話題の大型上場だから買えば儲かる」という単純な図式は、データ上はむしろ否定されています。 これはSpaceXに直接投資する場合の注意点であると同時に、SpaceXを組み入れた指数・ファンドにも間接的に効いてくる話。 “宇宙=これから伸びる"という期待だけで突っ込むのは危うい、という冷静なブレーキになります。 ...

June 25, 2026 · 1 min
宇宙開発ファンドの買付停止に驚く薬剤師コムギ

eMAXIS Neo 宇宙開発のロマンと買付停止という"事件"|人気すぎて止まったテーマ型の宿命

今回はこれまでとは毛色の違う、テーマ型ファンド「eMAXIS Neo 宇宙開発」について。 お恥ずかしながら正直に白状すると、これは「これから宇宙が伸びる」というネットの口コミを見て、勢いで買ってしまった一本です。 そんな私が保有している間に、このファンドには"ある事件"が起きました。 新規買付の停止です。 今回はファンドの中身と魅力、そしてこの買付停止の本当の意味を整理します。 eMAXIS Neo 宇宙開発とはどんなファンドか eMAXIS Neoシリーズは、「破壊的イノベーション」をテーマにした三菱UFJアセットマネジメントのファンド群です。 その中の宇宙開発版が、このファンド。 2021年の設定以来、宇宙というロマンあふれるテーマで人気を集めてきました。 連動を目指すのは「S&P Kensho Space Index」という指数。 ここがユニークで、AIが膨大な企業の開示資料を読み込み、「宇宙に関連する言葉」が含まれているかを基準に、機械的に宇宙関連企業を抽出する仕組みです。 人間が「この会社は宇宙っぽい」と感覚で選ぶのではなく、AIが開示資料ベースで淡々と銘柄を拾う。 モメンタムファンドと同じく、ここでも"機械的な選定"が効いています。 組入銘柄は、米国の新興宇宙企業(NewSpace)が中心。 ロケット・ラボ(小型ロケット)、インテュイティブ・マシーンズ(月面着陸船)、プラネット・ラボ(地球観測衛星)といった最前線の企業に、ロッキード・マーチンやノースロップ・グラマンのような宇宙防衛の巨人も加わります。 基本スペック 数字で整理します。 項目 内容 連動指数 S&P Kensho Space Index 運用会社 三菱UFJアセットマネジメント 設定日 2021年 タイプ テーマ型インデックス(AI選定) 信託報酬(税込) 約0.792% NISA 成長投資枠の対象 為替ヘッジ なし 新規買付 2026年4月17日15時30分以降、停止中 信託報酬0.792%は、格安インデックスと比べれば高めですが、テーマ型としては標準的な水準です。 このファンドの魅力——成績は文句なしだった 正直、買った動機は不純でしたが、結果としての成績は素晴らしいものでした。 設定来のリターンは驚異的で、設定時の基準価額10,000円が、2026年4月時点で約53,000円。 数年で約5.3倍です。直近1年の騰落率も+140%超という、テーマ型ならではの爆発力を見せていました。 背景には、2025年に宇宙・防衛関連が地政学的緊張と防衛予算の増加で大きく買われたことがあります。 「これから宇宙が伸びる」という口コミは、少なくとも結果論としては当たっていた。 ゴールドプラスや金ファンド(私の保有で唯一マイナス)とは対照的に、こちらは流行りに乗って買って"結果としては良かった"一本でした。 そして起きた"事件"——買付停止 ところが、保有している間に思わぬニュースが飛び込んできました。 2026年4月17日15時30分をもって、新規買付と新規積立の受付が停止されたのです。 「販売停止」と聞くと、普通は「人気がなくなったのか」「何か問題が起きたのか」と身構えます。 でも、このケースはまったく逆でした。 停止の理由は、ひとことで言えば「人気が出すぎてお金が集まりすぎたから」。 ファンドの純資産は4月13日時点で約520億円、4月17日基準では約600億円まで膨らみました。 運用会社は「運用規模・運用効率・投資対象マーケットの流動性を総合的に勘案した結果」として、これ以上資金を受け入れると適切な運用が難しくなると判断し、入口を閉じたのです。 なお、停止されたのは新規買付と新規積立だけ。 換金(解約)、分配金の再投資、既存の積立による買付は通常どおり継続されます。 つまり、すでに持っている私のような保有者は、慌てる必要はありません。 なぜ「集まりすぎ」が問題になるのか——テーマ型の構造的弱点 ここがこの記事でいちばん伝えたいところです。 普通、投資信託にお金が集まるのは良いことのはず。なぜ宇宙開発では「集まりすぎ」が問題になったのか。 答えは、投資対象である宇宙関連企業の多くが、まだ小型・中型の企業で、市場での流動性(取引のしやすさ)が低いからです。 宇宙産業は成長著しい分野ですが、上場企業の多くは歴史が浅く、日々取引される株数が限られています。 ...

June 24, 2026 · 1 min
モメンタム投資の仕組みを解説する薬剤師コムギ

モメンタム投資ってなに?SMT米国株式モメンタムファンドを買ってわかったこと

前回の記事で、米国の集中型ファンド「メガ10」と「S&P500トップ10」を比較しました。 今回は同じ米国株サテライト枠でも、ちょっと毛色の違う一本——アクティブ運用の「SMT米国株式モメンタムファンド(愛称:トレンドランキング・米国株)」について書きます。 “モメンタム投資"という考え方自体が面白いので、その紹介を兼ねて、買ってみた所感もまとめます。 モメンタム投資とは——「上がっているものは、もう少し上がりやすい」 モメンタム投資は、ひとことで言えば「直近で値上がりしているものに乗っかる」戦略です。 学術的には、Jegadeesh & Titman(1993)の論文で 「過去3〜12ヶ月で好調だった銘柄は、その後3〜12ヶ月もアウトパフォームしやすい」 という現象(モメンタム効果)が報告されて以降、ファクター投資の代表的な要素のひとつとされています。 バリュー、サイズ、クオリティと並ぶ"4大ファクター"のひとつです。 直感に反するように聞こえるかもしれません。 「割安なものを買え(バリュー)」と教わってきた人にとっては、「高くなってるものを買え」は逆向きの発想ですから。 でも実証データではこの効果が長年確認されており、ヘッジファンドや機関投資家も多用しています。 つまりモメンタム投資は、インデックス投資とは違う原理で動くファンドです。 S&P500やNASDAQ100のような「指数連動」ではなく、「ルールベースで勝ち馬を機械的に選び続ける」設計。 ここがこのファンドの本質です。 SMT米国株式モメンタムファンドの基本スペック まずは基本情報を並べます。 項目 内容 正式名(愛称) SMT 米国株式モメンタムファンド(トレンドランキング・米国株) 運用会社 三井住友トラスト・アセットマネジメント 設定日 2025年12月16日 タイプ アクティブファンド(モメンタム・ファクター投資) 銘柄選定 短期・中期・長期の株価上昇率に基づき機械的に選定 組入銘柄数 原則21銘柄 組入比率 均等配分(等金額) 銘柄入れ替え 年4回(2月・5月・8月・11月末基準で翌月実施) 信託報酬(実質・税込) 約0.77% 購入時手数料 最大3.3%(販社による、ネット証券はノーロード可) NISA 成長投資枠は対象(つみたて投資枠は対象外) 為替ヘッジ なし ここから読み取れる特徴は3つあります。 特徴①:短期・中期・長期の上昇率を組み合わせて銘柄選定 このファンドは、米国株式市場の中から「複数の期間でしっかり上昇している銘柄」を機械的にピックアップします。 短期だけでなく、中期・長期も見ることで、一時的なバブル銘柄や偶発的な上昇に飛びつかない設計になっています。 たとえば「3ヶ月だけ急騰したミーム株」は、長期で見るとパッとしないので選ばれにくい。 逆に「1年・3年通じて着実に上昇している企業」は、複数期間の基準を満たすので選ばれやすい。 複数のタイムフレームで篩にかけることで、モメンタム効果の質を上げているわけです。 特徴②:21銘柄・均等配分 選ばれた銘柄を、ほぼ均等の比率で持ちます。 ここはメガ10と同じ発想で、特定の超大型1〜2銘柄に偏らないようにする工夫です。 21銘柄それぞれを等しい金額で持つことで、特定銘柄に依存せず、各銘柄のリターンをフラットに享受しようという設計です。 時価総額加重だとAppleやNVIDIAの影響をモロに受けますが、均等加重なら個別銘柄リスクが分散されます。 特徴③:年4回の銘柄入れ替え ここがインデックスファンドとの最大の違い。 年4回(2月・5月・8月・11月末を基準に翌月)組入銘柄を見直します。 トレンドが変わって失速した銘柄は入れ替えで外され、新たに勢いが出てきた銘柄が組み入れられる。常に「今、勢いがある21銘柄」を持ち続ける設計です。 インデックスファンドの「年1回見直し」と比べても入れ替え頻度が高く、変化への追従性は高い。 この"機械的なドライさ"を象徴する出来事がありました。 2026年2月末の銘柄見直しでは、なんとエヌビディアやブロードコムが除外されたのです。 あれだけAIブームを牽引してきたNVIDIAですら、モメンタムの基準で見て勢いが相対的に落ちれば、容赦なく外される。 人間なら「NVIDIAは別格だから残そう」と忖度しそうなところを、ルールベースで淡々と入れ替える。 これがモメンタム投資の本質であり、好き嫌いが分かれるポイントでもあります。 このファンドのメリット 私がこのファンドに魅力を感じたポイントを挙げます。 ...

June 23, 2026 · 1 min
メガ10とトップ10を比較する薬剤師コムギ

ニッセイ・Sメガ10とTracers S&P500トップ10、両方買ってみた|似てるようで違う2本を比較レポート

最近話題の"米国上位10銘柄集中型"ファンド、私は気になって両方買ってみました。 **「ニッセイ・S米国グロース株式メガ10インデックスファンド(以下メガ10)」と「Tracers S&P500トップ10インデックス(米国株式)(以下トップ10)」**です。 一見すると似たような商品ですが、買って保有してみると設計思想がけっこう違うことに気付きました。 今回はこの2本を中立に比較したレポートをまとめます。 2本に共通する魅力——なぜ「トップ10集中型」を選んだか 両方とも、ざっくり言えば「米国の超大型グロース企業10社に集中投資する」設計のファンドです。 S&P500やNASDAQ100のような分散型ではなく、勝ち馬中の勝ち馬だけに賭けに行く。 私が興味を持った理由はシンプルで、ここ数年の米国株市場の上昇は事実上、上位10銘柄前後(マグニフィセント・セブン的な顔ぶれ)が牽引してきたから。 それなら、その10銘柄に絞ったほうが効率的では?という発想です。 ただし「似た発想」でも、設計に踏み込むと違いがけっこう出てきます。 ファンドの基本スペック比較 まず数字で並べてみます。 項目 ニッセイ・Sメガ10 Tracers S&P500トップ10 連動指数 S米国グロース株式メガ10指数 S&P500トップ10指数 銘柄数 10銘柄 10銘柄 加重方式 均等加重(等金額) 時価総額加重 銘柄見直し 定期見直し 年1回(毎年6月) 信託報酬(税込) 0.385% 0.10725% 設定日 2025年11月 2024年5月 NISA成長投資枠 ○ ○ NISAつみたて投資枠 × × 数字を並べるだけでも、「同じ10銘柄集中でも、コストも加重も全然違う」のが見えてきます。 違い①:銘柄選定の"母集団" トップ10は、S&P500の中から時価総額上位10銘柄を選びます。 母集団がS&P500なので、グロースもバリューも含めた米国大型株500社の中での上位10社。 メガ10は、米国市場のグロース株(成長株)の中から時価総額上位10銘柄。 最初からグロース寄りに絞った母集団です。 実際の構成銘柄は両方ともAppleやMicrosoft、NVIDIA、Alphabet、Amazon、Meta、Tesla、Broadcomあたりが顔を揃えるので、見た目はかなり似ます。 ただし、もし将来的に巨大化したバリュー寄り企業(例えばエネルギーや金融の超大型株)が現れた場合、トップ10には入ってもメガ10には入らない、という違いが出る可能性があります。 違い②:加重方式——ここがいちばん大きい これが私の感覚としては一番効いてくる違いです。 トップ10は時価総額加重。 つまり最大手のApple、Microsoft、NVIDIAあたりに比率が大きく寄ります。 S&P500の縮図をそのまま濃縮したような構造で、特定の超巨大企業の動きにポートフォリオが引っ張られます。 一方のメガ10は均等加重。 10銘柄それぞれを10%ずつ持つ設計です。 Teslaも、相対的に小さめの銘柄も、Appleと同じ比率。 「上位10社の中での偏りを排除する」考え方です。 これが何を意味するかというと、 トップ10は超大型1〜3社が爆騰すれば大きく伸びる(逆に1社が崩れると痛い) メガ10は10社全体のバランスで動く(個別銘柄リスクが分散される) 過去の上昇相場ではトップ10のような時価総額加重型のほうがパフォーマンスが良かった局面が多いですが、相場が変わったときの挙動は変わる可能性があります。 違い③:信託報酬と運用実績 地味だけど見過ごせない違いです。 信託報酬はトップ10が0.10725%、メガ10が0.385%。 約3.5倍の差があります。 長期保有を前提とするなら、ここは効きます。 ただしメガ10は2025年11月設定の新しいファンドなので、運用実績がまだ短い。 ...

June 21, 2026 · 1 min
ゴールドプラスの含み損に悩む薬剤師コムギ

金高騰につられてゴールドプラスを買った話|S&P500・NASDAQ単独に勝つ条件

「金が史上最高値を更新」というニュースが流れていた時期に、私は"ゴールドプラス"という投資信託を買いました。 あれから時間が経ち、ふと他の投資信託と含み益を比べてみたら、想像以上に差がついていて——。 今回は、ゴールドプラスの仕組みとメリットを整理しつつ、自分が買って気づいたこと、そして「単独指数に勝つための条件」を正直に書いていきます。 ゴールドプラスとはどんな投資信託か ゴールドプラス(Tracersシリーズが代表的)は、ひとことで言うと「株式と金、両方に同時に投資する」投資信託です。 ポイントは資金効率。先物を活用することで、1万円の投資で「米国株式に1万円ぶん+金に1万円ぶん」、合計2万円相当(純資産の200%)のエクスポージャーを取ります。普通なら2万円必要なところを、1万円で両取りしようという設計です。 種類としては主に2つあります。 商品名 株式部分 金部分 S&P500ゴールドプラス S&P500(米国大型株500社) 金先物 NASDAQ100ゴールドプラス NASDAQ100(米国ハイテク中心100社) 金先物 私はこのどちらも購入しました。 ゴールドプラスのメリット 買った当時、私が魅力に感じていたのは次の3点でした。 ひとつめは資金効率の良さ。前述のとおり、少ない元手で株と金の両方にフル投資できます。 ふたつめは分散効果。金は株式と値動きの相関が低く、「有事の金」と呼ばれるように、株が下がる局面で逆に買われることがあります。株式の弱点を金が補ってくれる、というのが理屈です。 みっつめは低コスト。信託報酬は年0.2189%(Tracers NASDAQ100ゴールドプラスの場合)と、レバレッジ型としてはかなり安い水準です。 ここまで読むと「いいことづくめ」に見えます。私もそう思って買いました。 私が買った理由と、現在の結果 正直に書きます。 私がゴールドプラスを買った動機は、分散ヘッジでも緻密な戦略でもありませんでした。 ちょうど金の高騰が連日ニュースになっていた時期で、「これは金を持っておくべきなのでは」と思ったから。つまり、上がっている金に乗っかった形です。 同じ時期に、純粋な金(ゴールド)ファンドも一緒に買いました。 それから時間が経ち、保有している投資信託の含み益をふと並べて比較してみたところ、こうなっていました。 保有ファンド 単独指数との差 S&P500ゴールドプラス S&P500単独より 約10%劣後 NASDAQ100ゴールドプラス NASDAQ単独より 約20%劣後 金(ゴールド)ファンド 保有する投資信託の中で唯一のマイナス 同じ時期に買ったのに、ゴールドプラスは株式単独に明確に負けている。そして金ファンドに至っては、ただひとつ含み損を抱えている。 理由はシンプルで、購入後に金が伸び悩んだからです。 ゴールドプラスは「株式100% + 金100%」なので、金部分が振るわなければ、その分だけ株式単独に負けます。私は金が一番盛り上がっていたタイミング、つまり相対的な高値圏で買ってしまったわけです。 ゴールドプラスがS&P500・NASDAQ単独に勝つ条件 ここが今回いちばん伝えたいところです。ゴールドプラスが単独指数に勝つには、明確な条件があります。 結論から言うと「金部分がプラスのリターンを出すこと」。これに尽きます。 ゴールドプラスは「株式100% + 金100%」の構造なので、株式部分のリターンは単独指数とほぼ同じ。差がつくのは丸ごと金部分です。さらに、金は先物で持つためファイナンスコスト(おおまかに米国の短期金利、現状4〜5%程度)がかかります。 つまり、 金がしっかり上がる → 株式単独に勝てる 金が横ばい〜下落 → コスト分も含めて株式単独に負ける という非常にハッキリした構図になっています。 過去のシミュレーションが好成績だったのは、長く続いた金の上昇相場をまるごと捉えていたから。逆に言えば、ゴールドプラスを買うということは「これから先も金が強い相場が続く」という賭けとセットなのです。 金に強い確信があるなら合理的。でも、私のように「ニュースを見て何となく」では、その前提が抜け落ちていました。 振り返り——私に必要な投資信託だったのか 長期投資のつもりで、いろいろな投資信託を買ってきました。でもゴールドプラスと金ファンドについては、改めて考えると「私の投資方針に本当に必要だったのか」と疑問が湧いています。 私が株式インデックスに求めているのは、長期で世界経済・米国経済の成長に乗ること。一方でゴールドプラスは、そこに「金の相場観」という別の賭けを上乗せする商品でした。 その相場観を私は持っていなかった。ニュースの熱気に乗っただけだった。これが正直な反省点です。 近いうちに売却するかどうか、今まさに迷っています。金が弱い今は相対的な底値圏の可能性もあり、売るなら一括ではなく数回に分けてタイミングを慣らそうか、とも考えています。 ただ、ひとつ確かに言えるのは——「上がっているニュースを見て買う」のは、私にとって良い投資判断ではなかった、ということ。これは高い授業料でしたが、書き残しておく価値のある学びだと思っています。 ゴールドプラスが向いている人・向かない人 ここまでを踏まえて、私なりに整理すると次のようになります。 ...

May 28, 2026 · 1 min
S&P500とオルカンのどちらにするか考えるコムギ

SP500とオルカン、どっちがいい?薬剤師が比較した結果

NISAを始めるとき、多くの人が一度は迷うのが「S&P500」と「オルカン(全世界株式)」のどちらを選ぶかです。私も相当悩みました。 この記事では、両者を実際に比較した内容と、私が最終的にどう判断したかを正直に書きます。 S&P500とオルカンの基本を整理する まず、それぞれどんな商品かをおさらいします。 項目 S&P500 オルカン(全世界株式) 投資対象 米国の主要500社 世界約50か国・約3,000銘柄 米国比率 約100% 約60〜65% 分散度 米国集中 全世界分散 過去リターン(長期) 年平均約7〜10% 年平均約5〜7% 代表的な商品 eMAXIS Slim 米国株式 eMAXIS Slim 全世界株式 信託報酬(目安) 約0.09775% 約0.05775% どちらも超低コストで、長期積立投資に向いています。大きな違いは「米国集中か、全世界分散か」という点です。 S&P500の魅力 S&P500の最大の魅力は、圧倒的な過去リターンです。アメリカの経済は戦後から現在まで長期的に成長し続けており、GAFAMをはじめとした世界を牽引するテクノロジー企業が集中しています。 過去30年で見ると、S&P500はほぼすべての国・地域のインデックスを上回るリターンを記録 リターンのブレが大きい分、長期で保有することで平均に収束しやすい アメリカ経済への「集中ベット」として合理的という考え方もある 「米国が今後も世界の中心である」という前提を信じるなら、S&P500は非常に説得力のある選択肢です。 オルカンの魅力 オルカン(eMAXIS Slim 全世界株式)の魅力は、究極の分散にあります。 1本で世界約50か国・約3,000銘柄に投資できる アメリカ比率が約6割含まれているため、米国の成長も十分に享受できる 「どの国が将来伸びるかわからない」という不確実性に対応している 信託報酬が業界最安水準(0.05775%) 「未来は誰にもわからない」という前提に立つなら、全世界分散のオルカンは最もシンプルかつ理にかなった選択と言えます。 どちらが「勝つか」は誰にもわからない よく「S&P500とオルカン、どちらのリターンが高いか」という比較がされますが、これは過去の話であり、未来は保証されません。 過去の実績ではS&P500が優勢なケースが多いですが、それはアメリカ経済が強かった過去があっただけです。将来もそうとは限りません。 逆に言えば、オルカンを選んでも「アメリカが伸びれば自動的についてくる」設計になっています。 私はどうしたか 私は最初、S&P500に魅力を感じていました。過去リターンの高さと、アメリカ経済への信頼感からです。 ただ、最終的に積立のメインはオルカンを選びました。理由はシンプルで、「どの国が伸びるかは自分には予測できない」という判断からです。 米国集中リスクを取り除きたかった 一本でシンプルに管理したかった 「正解かどうかより、長く続けられるか」を重視した 完璧な正解はありません。大切なのは、自分が納得して継続できる選択をすることだと思っています。 まとめ:迷ったらオルカンが無難 初めてNISAを始める方に私がすすめるなら、まずオルカン1本から始めることです。 世界分散で安心感がある 超低コスト 一本で完結する S&P500は米国への信頼と集中投資を許容できる人向け。両方積み立てる人もいますが、最初はシンプルにオルカン1本がわかりやすいと思います。 NISAの始め方や私の実際の運用状況は以下の記事もどうぞ。 貯金だけでいいの?薬剤師がNISAを始めた理由と最初にやったこと NISAで何を買う?薬剤師がオルカンを選んだ理由 私がNISAを始めたのは2026年1月|遅くても今がベストタイミングだった話

March 20, 2026 · 1 min
NISAで何を買うか悩む薬剤師

NISAで何を買う?薬剤師がオルカンを選んだ理由【初心者向け】

NISAを始めようとしたとき、一番悩んだのが「何を買えばいいのか」でした。種類が多すぎて、どれを選べばいいかわかりません。 この記事では、私が最終的にオルカン(全世界株式)を選んだ理由と、初心者が投資信託を選ぶときの考え方を解説します。 NISAで買える主な商品 NISAでは、つみたて投資枠と成長投資枠の2つがあります。初心者におすすめなのはつみたて投資枠で購入できる「投資信託」です。 商品カテゴリ 特徴 初心者向け? 投資信託(インデックス型) 分散・低コスト・長期向き ◎ 投資信託(アクティブ型) プロが運用・手数料高め △ 個別株 銘柄選びが必要・リスク大 × ETF 株のように売買できる △ REIT 不動産に投資 △ 初心者には低コストのインデックス型投資信託一択と言っても過言ではありません。 人気の投資信託を比較する インデックス型の中でも、特によく比較されるのがこの3つです。 商品名 投資対象 信託報酬 特徴 eMAXIS Slim 全世界株式(オルカン) 世界約50か国 0.05775% 全世界分散・最安水準 eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) 米国主要500社 0.09372% 米国集中・高リターン実績 eMAXIS Slim 先進国株式 先進国22か国 0.09889% 中間的な分散 どれも「eMAXIS Slim」シリーズで信頼性が高く、手数料は業界最安水準です。 私がオルカンを選んだ3つの理由 ① 「どの国が伸びるか」を予測しなくていい S&P500は米国に100%集中します。過去の実績は優秀ですが、「これからも米国が世界を引っ張る」という前提が必要です。 オルカンなら世界中に分散されているため、「将来どの国が伸びるかわからない」という不確実性に対応できます。 ② シンプルに1本で完結できる オルカン1本だけ積み立てておけば、世界約50か国・約3,000銘柄に同時に投資できます。複数の商品を持つ必要がなく、管理がシンプルです。 忙しい薬剤師にとって、「考えなくていい」という点は大きなメリットです。 ③ 信託報酬が業界最安水準 年間コスト(信託報酬)が0.05775%という超低コストです。100万円を1年運用しても手数料は約577円。長期で積み立てるほど、コストの差が運用結果に影響します。 最初の失敗から学んだこと 正直に言うと、NISAを始めた最初のころは何も調べずにファンドを選んでしまい、「なぜこれを買ったんだろう」と後悔するような商品も購入していました。 振り返ると、選ぶときに見るべきポイントは次の3点でした。 信託報酬は0.2%以下(できれば0.1%以下) インデックス型(指数に連動するもの) 純資産総額が大きく右肩上がりのもの(人気があり安定している証拠) 少額から始めて「慣れる」ことが大切 最初から大きな金額を投資する必要はありません。月1万円からでも積み立てを始めることで、値動きへの感覚が身につきます。 ...

March 18, 2026 · 1 min