薬剤師は安定職と言われます。国家資格があり、仕事がなくなる心配は少ない。給与も大きく下がることはない。
でも、「安定」と「安心」は違うと気づきました。
薬剤師でも投資が必要な3つの理由
理由①:給与は安定しているが、伸びにくい
薬剤師の給与は横ばいになりやすい構造があります。多くの職場では給与テーブルが決まっており、経験年数が増えても大きく跳ね上がることはありません。
| キャリアステージ | 年収の変化 |
|---|---|
| 新卒〜5年目 | 400〜550万円(緩やかに上昇) |
| 5〜15年目 | 550〜650万円(ほぼ横ばい) |
| 管理薬剤師 | 600〜750万円(ポジション次第) |
「このまま働き続けるだけでは、生活は維持できても資産は増えない」という感覚がありました。
理由②:インフレで貯金の価値が目減りする
銀行の普通預金金利は約0.02%。一方、近年の物価上昇率は2〜3%です。
貯金しているだけでは、毎年実質的にお金の価値が下がっています。「貯金=安全」ではなく、**「貯金だけでは損をする時代」**になっています。
→ 貯金だけでいいの?薬剤師がNISAを始めた理由と最初にやったこと
理由③:労働収入だけでは将来の選択肢が狭まる
薬剤師として働き続けることは大切ですが、「働けなくなったとき」のリスクも考える必要があります。病気・怪我・介護など、人生には予測できないことが起きます。
労働収入以外の収入源(資産収入)を少しでも育てておくことが、将来の選択肢を広げることにつながります。
私の投資スタイル
現在は2つの軸で運用しています。
新NISA:インデックス投資を毎月積立
市場全体に乗るインデックス投資は、一度設定すれば自動で積み立てが続きます。個別株と違い、一つの企業に振り回されることがなく、精神的に楽です。
特定口座:個別株(日本株・米国株)
正直、失敗も多いです。含み損を抱えた時期もありました。でも失敗を通じて「ニュースが他人事ではなくなった」という変化があり、世の中への視野が広がりました。
投資を始めて変わったこと
お金よりも「視点」が変わりました。
- ニュースが他人事ではなくなった
- 企業名が生活・社会とつながって見えるようになった
- 医療の世界以外への関心が広がった
地方で複数の薬局を掛け持ちしながら、労働収入と資産収入の両方を少しずつ育てています。
インデックス投資から始めることをすすめる理由
投資を始めたばかりの人には、まずインデックス投資から始めることをすすめています。
個別株は「楽しい」反面、感情の変動が大きいです。含み損が増えると気持ちが落ち込み、含み益が出ると売りたくなる。この感情コントロールは慣れが必要です。
インデックス投資は市場全体に乗る仕組みなので、長期的に安定しています。まず「投資に慣れる」ために、インデックスから始めるのが確実です。
→ 薬剤師が投資に興味を持ちやすい3つの理由【資産形成との相性を解説】
まとめ
薬剤師が投資を始める理由は「給与が伸びにくい」「インフレリスク」「労働収入への依存」の3点です。安定職だからこそ、その安定に甘えず、早めに資産形成を始めることが将来の選択肢を広げます。