2026年7月、相場が騒がしくなっています。
7月上旬には、米国の半導体株指数(SOX指数)が1日で6%を超える急落。FOMCの利上げ観測、中東情勢の再燃、原油高——ニュースを開くたびに、不安になる材料が並んでいます。
私の口座も、ちゃんと影響を受けています。
保有ファンドの中でも値動きの激しい半導体関連の投資信託は、この局面で20%以上動きました。数字だけ見ると、なかなかのジェットコースターです。
SNSでも「積み立て、いったん止めたほうがいい?」という声をちらほら見かけます。
先に結論を書きます。
私は何もしません。積み立ても、そのまま続けます。
実際、この急落のあいだ、積立設定は一度も触っていません。今日は、その理由を書いてみます。
下落局面の積み立ては「安く買えている」
積立投資の仕組みを思い出すと、答えはシンプルです。
毎月同じ金額で買っている場合、価格が下がっているときほど、同じ金額でたくさんの口数が買えます。
- 相場が高いとき → 少ししか買えない
- 相場が安いとき → たくさん買える
つまり下落局面は、積立投資家にとって「同じ商品をセールで仕入れている期間」。ここで積み立てを止めるのは、セールの日だけ買い物をやめるようなものです。
頭では分かっていても、含み益が減っていくのを見ると不安になる。その気持ちは私にもよく分かります。だからこそ、次の話です。
「何もしない」は、意外と難しい
以前、買い注文のやらかしについて書いたときにも感じたのですが、投資の失敗の多くは「余計なことをしたとき」に起きます。
- 下がったから怖くなって売る → そこが底だった
- 上がりそうだから一気に買う → そこが天井だった
相場のニュースが騒がしいときほど、何かしたくなる。でも、積立投資の強みは「判断を毎回しなくていい」ことにあります。
タイミングを読む勝負を最初から降りている。それが積み立てという仕組みの正体です。
正直に言うと、半導体投信が20%以上動くのを見て、心がまったく揺れなかったわけではありません。「一部だけでも利確しておく?」「下がりきってから買い直せば?」という考えが、頭をよぎらなかったと言えば嘘になります。
でも、その「よぎった考え」に従って動いた場合、うまくいく保証はどこにもない。むしろ過去の自分の失敗は、だいたいそういう場面で生まれています。
だから私は、ニュースが騒がしい日ほど「何もしない」を意識しています。
私の「何もしない」を支えている3つの仕組み
とはいえ、精神論だけで耐えられるほど、私も強くありません。
「何もしない」を続けられているのは、仕組みのおかげです。
1. 自動積立にしている
毎月決まった日に、決まった額が自動で買われる設定にしています。私の意思が介在しないので、相場が荒れていても淡々と買い付けが進みます。
2. 生活費と投資のお金を分けている
投資に回しているのは「当面使わないお金」だけ。暴落しても生活は揺らがないので、慌てて売る理由がそもそもありません。
3. 「増やす担当」と「使うお金を生む担当」を分けている
以前の記事で書いた役割分担です。S&P500やオルカンは「増やす担当」なので、途中の値動きは仕事のうち。日々の心の支えは高配当株の配当金が担当してくれています。
過去の暴落も、あとから見れば「買い場」だった
S&P500の歴史を振り返ると、リーマンショック、コロナショック、数々の調整局面——どの暴落も、長期で見ればあとから「買い場」になっています。
もちろん、過去がそうだったから未来もそうだとは限りません。
でも、少なくとも言えるのは——暴落のたびに積み立てをやめた人より、続けた人のほうが報われてきたのが、インデックス投資の歴史だということです。
私はその歴史に賭けて、S&P500とオルカンをコアに据えています(保有ファンドは全部公開しています)。
まとめ
- 下落局面の積み立ては「セールで仕入れている期間」。止めるのはもったいない
- 投資の失敗は「余計なことをしたとき」に起きがち。積み立ての強みは判断を毎回しなくていいこと
- 「何もしない」を支えるのは精神力ではなく仕組み——自動積立・お金の分離・役割分担
- 過去の暴落は、続けた人にとって「あとから見れば買い場」だった
相場が騒がしい時期は、これからも定期的にやってきます。
そのたびに私はこの記事に書いたことを思い出して、今月も淡々と積み立てを続けます。
※本記事は私個人の考えと体験をまとめたものであり、特定の商品や投資手法を推奨するものではありません。投資は元本割れのリスクがあります。最終的な投資判断はご自身の責任でお願いいたします。
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