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「派遣薬剤師」と検索すると、候補に「やめとけ」と出てくることがあります。これから派遣を考えている方にとっては、不安になる言葉ですよね。

私は地方の調剤薬局で、実際に派遣薬剤師として働いた経験があります。結論から言うと、「やめとけ」と言われる理由はどれも実在します。でも、それを理解した上で選ぶなら、派遣は十分アリな働き方です。

この記事では、「やめとけ」と言われる理由を一つずつ、実体験ベースで検証していきます。

「やめとけ」と言われる理由5つ

① 求人が少ない(特に地方)

これは事実です。派遣求人は都市部に集中していて、地方では選択肢が限られます。

私も地方在住なので、「希望のエリアで探すと数件しかない」という状況は普通にありました。エリアと時期によっては、そもそも求人が出ていないこともあります。

対策は、複数の派遣会社に登録しておくことです。派遣会社によって持っている求人が違うので、1社だけだと「求人がない」で終わってしまいます。

② 忙しい職場に当たりやすい

派遣求人を出す薬局は、人材不足で困っている職場が多いです。つまり、忙しい職場に当たる確率は高めです。

私も実際、処方箋枚数の多い職場で働きました。即戦力として扱われるので、初日から「調剤・監査・投薬、お願いします」という世界です。

ただ、これは見方を変えれば「短期間で鍛えられる」ということでもあります。派遣を経験してから、初めての職場への適応力は確実に上がりました。

③ 人間関係が希薄になりやすい

派遣は期間限定の立場なので、職場に深く馴染む前に契約が終わることもあります。「輪の中に入りきれない感じ」は正直ありました。

疎外感が強く気になる方には、向かないかもしれません。逆に「人間関係のしがらみなく、仕事に集中したい」という方にはむしろメリットです。

④ 雇用が不安定(2〜3ヶ月更新)

派遣の契約は2〜3ヶ月更新が多く、更新されなければそこで終わりです。住宅ローンの審査など、社会的信用の面でも正社員より不利になります。

先の見通しが立てにくいのは事実なので、「派遣一本で何年も暮らす」計画は正直おすすめしません。私の場合は「キャリアを見つめ直す期間」と割り切って働いていました。

⑤ スキルアップ・キャリア形成につながりにくい

派遣は即戦力前提なので、研修や教育の機会はほぼありません。管理薬剤師などの役職にも就けないので、「組織の中でキャリアを積む」という道からは外れます。

一方で、いろいろな薬局の調剤ルールやレセコン、在庫管理のやり方を見られるのは派遣ならではです。「複数の職場を見た経験」は、その後の掛け持ち生活でかなり活きています。

それでも私は、派遣を経験してよかった

デメリットを5つ挙げましたが、私自身は派遣を経験してよかったと思っています。理由は3つあります。

1つ目は時給の高さ。 私は時給3,000〜3,700円の範囲で働きました。正社員時代の時給換算と比べると、ほぼ2倍です。同じ資格・同じ仕事内容でこの差は、経験してみないとわからない衝撃でした。

2つ目は定時で帰れること。 派遣は契約時間がはっきりしているので、定時退勤が優先されます。正社員時代は20時過ぎまで残業が続いていた私にとって、「終わる時間が決まっている」だけで生活が変わりました。

3つ目は、キャリアを見つめ直す余白ができたこと。 契約更新のタイミングで立ち止まって考えられるのは、派遣ならではです。私の場合、この期間があったからこそ、今の掛け持ちスタイルにたどり着けました。

詳しい体験談はこちらの記事にまとめています。

派遣が向いている人・向いていない人

向いている人

  • 短期間でしっかり稼ぎたい人(時給重視)
  • 定時で帰れる働き方をしたい人
  • 転職や今後の働き方を考える「移行期間」がほしい人
  • いろいろな職場を経験してみたい人

向いていない人

  • 雇用の安定を最優先したい人
  • 一つの職場で長くキャリアを積みたい人
  • 疎外感や人間関係の希薄さがストレスになる人
  • 住宅ローンなど大きな借り入れを近々予定している人

「やめとけ」で終わらせないための3つの対策

  1. 複数の派遣会社に登録する — 求人の少なさは複数登録でカバーできます。会社ごとに求人も時給も違います
  2. 職場環境を担当者に確認する — 処方箋枚数・薬剤師の人数・忙しさは、契約前に担当者経由で確認できます。ここを丁寧にやるだけで「ハズレ職場」の確率は下げられます
  3. 期間と目的を決めて働く — 「次の働き方を決めるまでの1年間」など、期間を区切ると派遣の不安定さは弱点になりにくいです

まとめ:理解して選べば、派遣は「アリ」

「派遣薬剤師はやめとけ」と言われる理由は、求人の少なさ・忙しい職場・人間関係の希薄さ・雇用の不安定さ・キャリア形成のしにくさの5つ。どれも実在するデメリットです。

でも、時給の高さと働き方の自由度は、それを補って余りある魅力でもあります。大事なのは、デメリットを知らずに飛び込まないこと。この記事がその判断材料になれば嬉しいです。

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