掛け持ち先のC薬局が開局して、2ヶ月半ほど経った頃の話です。
前回の記事では、通勤時間の長さや他の薬局との違いについて書きましたが、今回はその続きになります。
この2ヶ月半で、C薬局は少しずつ変わってきました。そして私自身も、ある出来事をきっかけに「自分のボーダーライン」を知ることになりました。
C薬局のいま|少しずつ、流れが読めるようになってきた
まず、C薬局のその後から。
初出勤の日はGWの中日で、患者さんがとても集中して大変なスタートでした。最初の2ヶ月は初めての患者さんも多く、正直、毎回の勤務がなかなかハードでした。
それが最近は、来局のテンポや流れがなんとなく読めるようになってきました。流れが読めると、薬の配置など事前に準備できる対策も増えます。
そして何より大きいのが、スタッフの力です。
一人ひとりの業務の遂行度が高く、ルールの統一も進んで、「薬の在庫が足りない」といった不測の事態への対応も少なくなってきました。設備が整うにつれて、小さなミスも減ってきています。
処方箋の枚数自体は増えていると思います。それでも、スタッフみんなが仕事を覚えて効率が上がったことで、負担も、患者さんをお待たせする時間も、減らせているのかなと感じています。
まだ「落ち着いた」と言える段階ではないかもしれません。でも、少しずつ感覚は落ち着いてきていると思います。
急な勤務のお願いがありました
そんな中での出来事です。
薬剤師の一人から、家庭の事情で急遽休みが欲しいので、数日勤務を変わってくれないかとお願いがありました。
困ったときや、やむを得ない状況というのはお互い様です。私もできる限りは力になりたいと思い、快諾しました。
ただ、前後の日は別の薬局の仕事が入っていました。なので、泊まりではなく日帰り往復で何度か勤務することになりました。
引き受けて分かった、長距離運転の重さ
結論から言うと、とても大変でした。そして、学びました。
もともと他の店舗で働く予定だった日なので、勤務時間そのものは変わっていません。変わったのは、往復の長距離運転が加わったことだけ。
それだけなのに、こんなに疲労が抜けないものかと驚きました。
数週間、空いた時間はとにかく休養と睡眠に充てましたが、それでも疲労は蓄積されていく一方でした。
そして一番ヒヤリとしたのが、運転中に居眠りしそうになったことです。
疲労がここまで来ると、自分だけの問題では済みません。事故を起こしてからでは遅い。このとき、はっきりと自覚しました。
自分のボーダーラインを、超えてしまっていたのだと。
以前の記事で「通勤時間は幸福度に直結する」という話を書きましたが、まさにそれを身体で実感した数週間でした。勤務時間が同じでも、通勤の負担が変わるだけで、働き方の重さはまったく別物になる。自分の勤務スケジュールを立てるうえで、いい経験になったと思います。
次のお願いは、断りました
実はその後も、勤務をお願いされた日がありました。
でも今回は、他の薬剤師にお願いすることにしました。
どう断ろうか、正直悩みました。結果的には角が立たずに話すことができてよかったのですが、もちろん申し訳ない気持ちでいっぱいでした。
必要とされるのは、とても嬉しいし、有難い話です。
だからこそ、無理して引き受けて事故や体調不良につながっては元も子もない。自分のできる範囲で、勤務ペースを守りながら働いていこう——そう思えた一件でした。
ホテル泊は続けています
ちなみに、連勤のときのホテル泊は続けています。
宿泊費はかかりますが、運転が片道になるだけで体の疲労がまったく違います。今回の日帰り往復の経験で、その価値をあらためて実感しました。
お金で体力を買う、という感覚に近いかもしれません。掛け持ちを長く続けるための必要経費だと思っています。
まとめ|勤務ペースを守ることも、仕事のうち
C薬局の2ヶ月半をまとめると、こうなります。
- 薬局そのものは、スタッフの成長とともに少しずつ効率が上がってきた
- 急な勤務のお願いを引き受けて、長距離通勤の疲労の重さを身体で知った(居眠り運転しかけるほどに)
- 次のお願いは断り、自分のできる範囲で勤務ペースを守ると決めた
掛け持ちという働き方は、自分でスケジュールを組める自由がある分、自分の限界も自分で管理しなければいけません。
引き受ける勇気と、断る勇気。どちらも掛け持ちを続けるために必要なんだと学んだ2ヶ月半でした。
C薬局での気づきは、これからも記事にしていきます。
ちなみに、こうして「自分に合うペース」で働き方を調整できているのは、掛け持ちという選択肢があるからだと思います。私自身、掛け持ち先を探すときは薬剤師専門の求人サービスを使って、勤務日数や条件を相談しながら決めてきました。働き方を見直したい方の参考になればと思い、実際に使ったサービスを下にまとめておきます。
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